八卦は後天八卦と先天八卦の2種類。
先天八卦はお守りや陰宅=祖先のお墓を作るときも使われます。後天八卦は陽宅=住居やオフィスの配置に使います。左の図は後天八卦の場合です。八卦の最もポピュラーな使い方は、家やオフィスを8つの部分に分けて風水をよくする方法です。
八方位の意味
8種類の運勢は、名声運、結婚運、子供運、よき指導者や助言者を得る運=貴人運、職業運、学業運、家族・健康運、財産運の8つです。
家をまず8つの部分に分けて見て下さい。正確なコンパスで家の向きや座山を確認してください。それぞれの方位が示す運勢を家の各部分に当てはめて判断の基礎にしてください。
風水を良くするには
まず目標を具体的に決めることから始めてください。8つの運のまずどの運からはじめるかを、決めてその目標にあった方位の風水を改善する手を打って行きます。
財運なら南東に手を加えることになります。色や五行との関係を考えて風水グッズも使います。財運なら南東に書斎、寝室、オフィスも持って行きます。風水グッズもこの方位に配置します。植物、水晶、噴水、水槽もよい風水を招きます。家のツボにお灸を据えると考えるとよくわかると思います。南東は五行では木をあらわすのでいきいきとした植物がよくマッチします。他の方位もそれぞれ開運グッズや色がありますから図を参考に工夫してください。
生きて活動しているもの、その模造品、ウインドチャイムなどよい音のするもの、回転するもの、陽を表すどっしりした置物、活動と音を表す電気製品、長くて空洞のもの、五行にそった色などがすべて開運の手段として使えます。ただバランスが大切なのであまり極端にならないように気をつけてください。
自分の本命卦を調べて、家の本命卦も調べます。西四命の方にはよい方位は北西、北東、南西、西です。これらの方位に寝室、書斎、事務所などを配置してトイレ、キッチン、納戸は避けます。東四命の方によい方位は南、東、北、東です。
八卦図に家の見取り図を重ねて見て、家の欠けている部分があればその方位の運勢が欠けやすい家であると判断します。
その場合は足りないものを補う必要があります。実際に増築するか、壁に鏡を貼ってやると改善されます。家の外側に明るい照明を取りつけても効果的です。
図にはありませんが南西は母の、西は末娘または15歳以下の女性の、北西は父の、北は次男または15歳から30歳くらいの男性の、北東は末子または15歳以下の男性の、東は長男または31歳から45歳くらいの男性の、南東は長女または31歳から45歳くらいの女性の、南は次女または16歳から30歳くらいの女性の方位です。
家の張りや欠けがその方位にあれば該当する年令・性別の家族があればその影響を受けやすいと考えてください。張りは家族の事故や怪我を引き起こし、欠けは病気や病弱な体質をもたらすといわれています。張りには水晶玉を、欠けには水晶洞を使って山をつくるという方法もあります。