塩と風水

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盛り塩の研究

塩は白という色のもつ呪性だけでなく、古代より貴重なものでした。

人体の5%が塩分であるということや胎児の時は羊水の中で成長するという
ことだけでなく、(うしお)そのものの霊的な力を身につけるためです。

血潮・初潮・上潮などそれをあらわす言葉が生活の中にも残っています。
この潮は宇宙の運行そのものです。ちょうど日常の活力が枯渇して

褻枯れ(ケガレ)の状態にあるとき、その活力を補充するために
祭りが行われたように、
塩は穢れ(=褻枯れ=ケガレ)を祓うだけでなく、必要な潮の力を補充する働きがあります。

昔は祭りは宵の宮・日没後に始まりました。今でもイスラムやユダヤ教では1週間の暦は日没から始まります。
相撲取りが土俵で塩を舐めるのも海の力を得るためです。
祭りの時に立てる松明も本来は神の降り立つ依代でした。
塩も昔は貴重品でしたからまず砂を山にして盛り砂をつくりその上に塩や海草を載せて神様を呼びました。その習慣は今も残っています。

塩の3つの力

結界として盛り塩をして、大きな潮の力を身につけ邪気を払う3つの働きがあります。

塩は不思議で、死を前にした人に土のシンボル=米を振ってその音を聞かせたり海のシンボルである塩を見せて活力を与えようとする風習があります。医者が瀕死の患者に打つリンゲルもその表れでしょう。

新約聖書マタイ伝5章13節にも『汝らは地の塩なり。
塩もし効力を失はば、何をもってかれに塩すべき。塩は用なし。』という1節がありますが、ここでは塩は人をあらわし,他の人を引き立たせる働きをすることに意義があると説かれています。

また、英語のSalaryはラテン語のSalariun(塩を買うために与えられた金銭)にその起源があるといわれています。

日本でも奈良時代に塩を俸給としていた記録が『延喜式』の主税式上巻24にあります。
1日あたり60g相当となっています!

塩と薬効

盛り塩:家の四隅や玄関、鬼門、お風呂、洗面所、気になる場所や墓・車にも使用します。

通常は1箇所に天然塩5~10g程度をお皿において置きます。
湿ってかりかりに固まる 場所は陰の気が強いと考えます。
最低月に2回・1日と15日には交換してください。
三角錐でなくとも効果は同じです。

使用後はごみと一緒に出すか、入浴用に、洗顔用にご使用ください。

歯磨き塩:塩の殺菌作用と歯茎を引き締める働きから塩での歯磨きは効果があります。
市販品にも塩入の練り歯磨きがありますね。キッチンの汚れを落とすのにもよく使われます。

血止め:海で怪我をした時は、塩水に傷を浸すと血も早くとまり、直りも早く化膿することも少ないことが知られています。脱水作用と殺菌作用です。痛いですけど。

塩風呂:奈良朝の行基は現在の堺市塩穴寺で神経痛・リューマチ・皮膚炎に効果があった潮浴みを実行したとされています。福岡県の漁村にも潮湯という浴場がありました。

海水浴:アトピーに効果があるといわれています。海の綺麗な海外へのツアーもあります。

家庭の潮湯&自然塩浴法:精進潔斎するときに厄落としとして塩を沢山入れた湯に入ります。石鹸やシャンプーの変わりに天然塩を1:3の割合でお湯に解き体を洗うと肌がつるつるになります。1回分は大さじ三杯分を目安に考えてください。多ければよいというものではありません。

潮湯は身体の余分な水分・油分を一度に出しますので、持病のある方や体力の弱っている方は足湯からはじめると安心です。洗顔・鼻洗浄・うがい・洗髪にも驚くような効果があります。

肌に擦り込むだけでも美肌効果があります。汗疹はまずすぐに治ります。
ぴかぴかのお肌になります。入浴前によく身体を温め、
最後も塩分をよく洗い流してあがってください。

盛り塩に使用した塩を入浴用に使うと無駄がないようです。
※国内の天然塩はその原料としてオーストラリア、南米の天然塩を使っています。再結晶させた塩です。岩塩はミネラル分が少ないので、できれば本物の天然塩をご使用下さい。

塩とことわざ

いろいろな塩にまつわる言葉があります。

塩の豊かな人=教養のある人(ヨーロッパ)。
しおっぽい嬶=気の強い奥さん。
青菜に塩=すっかり元気がなくなる様。
あけずの塩買い=使いに出てなかなか帰ってこないこと。とんぼは塩好む、も同義。
塩を踏む=世の中に出てつらい目にあうこと。
強飯に胡麻塩=鬼に金棒。
味噌に入れた塩はよそへは行かぬ=一見無駄に見えても結局は自分のためになる。
河童に塩頼む=当てにならないこと。
しおらしい=戦場にゆく武士から百姓の女たちがしおらしくして近づき塩を手にいれようと、 はっきりとわかる態度で近づいた様。

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